小田純平プロフィール

シンガーソングライター。
鹿児島県出身。両親が小さな劇団を営み、3歳の頃から舞台に立つという特異な経歴を持つ。
アクシデントの連続で一時音楽活動を休止。
2010年、本格的にシンガーソングライターとしての活動を始める。
2013年4月から2014年6月までミュージックバード全国38局ネットレギュラーラジオ「小田純平の歌めぐり街めぐり」のパーソナリティを務める。
シングル「53」が強力なメッセージを投げかけた作品として話題となり、「恋月夜」がカラオケランキング上位をキープするなど、既存の音楽ジャンルの枠に捉われない活動を展開中。
2013年から2014年に開催した、全国規模のイベントで活動4年にして、全国7000人という驚異的な動員を果たし、団塊世代の圧倒的な支持を証明した!!



 両親が鹿児島で劇団をやっていて、営業で島々を転々としていた。 親父が三味線を弾いて、お袋と漫談をやって、トリが三つ頃の俺。 ある時には、親父は俺を連れ、ギター一本抱えて流しをやりに行く。 それが俺の原点。 成長するにつれて親父への反発から嫌いになったこともあったけど、やっぱりその頃の生活が血の中に残っている。
 今思うと自分家は決して裕福とはいえなかったが、ただ、明るく生きてきた。その明るさが今でも幸いしてるかな。 小田さんって絶対苦労してないですよねって(笑)。



 いまになって思うのは、その頃はいつも家族と一緒だったから、あんなに幸せなことはなかったなぁということ。 世間では勝ち組・負け組って言われるけど、自分が幸せならそれでイイじゃんって思う。 人によって幸せの価値観って違うからね。 勝ち負けって何?みたいな。 負け組の居直りっていうか、それをかっこ悪いと思っている人がいたら、そっちの方がよっぽどかっこ悪いと思う。 いまって世の中に価値観を決められてしまって、なんだかそれに振り回されて。 自分の価値観を自分で決める時代もあったんじゃないかな。 負け組でもダサくてもイイじゃないって・・・そんな開き直りではない心のゆとりがあるといいな。
 みんな生きるために仕事をしてるけど、自分の仕事に誇りを持ってまっとうしたいと思っていた時代があった。 よくある就職して嫌なら辞めればイイやみたいな安直な気持ちではなく。 もしそう言う人がいたら、どこの馬の骨だって言われてた(笑)。でも馬の骨って何だろ?駄馬もいればサラブレッドもいるのに・・・。 まぁ、音楽やって生活してる人はみんなどこの馬の骨って言われてるけどね(笑)。 例え馬の骨でも俺は、こういった曲を作ったらヒットしてお金が儲かるとか、世の中が決めた勝ち組になるために曲を考えて作るとか、結果イイ歌を歌えないからそっちには絶対にいきたくない。 そうやって生きてきたし多分これからもそうだと思う。




 曲を作っててうまく言葉がのらない時がある。 なんか伝えきれない時。 言葉がピタッと嵌った曲は聴いてる方にも伝わってることが歌っててわかる。 俺が歌うからには、若ぶってもいけないし、知ったかぶってもダメ。 等身大でないと。自分が経験した時代とか生活、リアリティーが大切。 それをメロディにのせて伝えられたら一番イイかなって。
 例えば、20代30代と悪いことを一通りやってきて、年を取ってやっとわかってきて、あぁ・・・こういうことだったんだなって。 それを歌にして伝えたい。 若い頃は背伸びしてやってたことが、今にして思うとなんてダサいんだろって(笑)。 それを無かったことにするのではなく、それがあったから今の自分がいることを大事にしたい。 自分の原点を忘れないためにも、そしていつか原点に戻るためにも。